静岡県出版文化会(出文)は、戦後間もない昭和22年に県下の子どもたちの図書教材は自分たちの手で作ろうと、当時の教職員有志らにより誕生しました。1年後の昭和23年には、静岡県知事認可の公認団体「社団法人静岡県出版文化会」となりました。
平成25年4月1日には、「一般社団法人静岡県出版文化会」として新たなスタートを切り、以来、創立の精神を引き継ぎ、本県教育界を対象とした教育支援事業(教育文化事業・図書教材研究事業)を通して、静岡県の先生がたをサポートし、厚い信頼を築いてまいりました。
今、世の中は大きな転換期を迎えています。AIをはじめとする先端技術による産業革新とそれに連動するように、学校では「GIGAスクール構想」の取組も行われています。環境の変化の表れでしょうか、各地で自然災害も相次いでいます。予測困難な時代は今後も続き、従来のやり方や、あるいは前例といったものは、様々な場面で通用しなくなることが予想されます。
より確かな知識。自らの状況を的確に判断し、主体的に対応していく力。未来を見据えた、新しいルールや価値観を自らが創り出す能力。コミュニケーション力や議論する力。さらに学び続ける力(意欲・学びの持続力)。
こうした資質・能力がこれからはより必要となってくると考えます。
私の尊敬する方から、すばらしい言葉を教えていただきました。
「変わらないために変わり続ける」
時代を見据え、教育を見据え、本県教育のますますの振興に一層寄与すべく、「変わらないために変わり続ける出版文化会」をめざし、精一杯の努力をしてまいります。
今後とも、皆様のご指導をお願いいたします。
理事長 宮澤 秀樹